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境川 (別府市)[さかいがわ]
境川(さかいがわ)は、大分県別府市を流れ別府湾に注ぐ河川で、二級水系の本川である。 == 概要 == 別府市の中心部に広がる扇状地の形成には、主として本川と春木川とが寄与したと考えられている。本川の扇頂付近からは春木川方向に凹部が延びていることから、かつて本川は春木川方向に流下していた時期があったと考えられている〔 国土地理院、2010年11月〕。逆の見方をすれば、境川はかつての春木川の上流部を奪ったとも言える〔。 境川では、活火山である鶴見岳の影響や、急勾配の河川のために、たびたび土砂災害が発生していたため、1932年(昭和7年)頃から砂防工事が始められ、1943年(昭和18年)までに砂防堰堤24基、床固工39基が設置された〔大分県の砂防の歴史 一般社団法人 九州地方計画協会〕。また、1975年(昭和50年)4月には、九州横断道路との交点の約700m上流に、当時大分県内で最大規模の砂防ダムであった境川ダムが完成している〔県下最大の砂防ダム「境川ダム」が完成 広報おおいた 1975年8月号、大分県〕。1976年(昭和51年)には、九州で初めての砂防公園が設けられた〔別府市境川に九州初の砂防公園 広報おおいた 1976年7月号、大分県〕。 1985年(昭和60年)からは、3月下旬から5月5日までの間、川の両岸の間に多数のこいのぼりが飾られて春の風物詩となっている。毎年4月に行われるべっぷ鶴見岳一気登山大会は、自動車が通る道路を一切通行せずに、海岸から鶴見岳山頂まで登る行事であるが、別府市街地ではこの川の河岸を経由する〔コース図|べっぷ鶴見岳一気登山 別府市観光協会〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「境川 (別府市)」の詳細全文を読む
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